豆乳素麺
お盆からこちら夏の暑さは通り過ぎ、もうすっかり秋と呼ぶに相応しいような気候になってしまった為、真夏の季節に作った手料理の話をするのも気が引けるよだが…。このシーズンに当たりを出したメニューのことは、やはり記録に残しておかねばと思い立った次第。夏場の暑い季節には白米をガッツリ食べるには重すぎる、という日も少なくない。おまけに白米に合うおかずとなると、案外よく火を使うものに傾きがちで、夏場は極力コンロに立つ機会を減らしたいという本音もあったりする。素麺=夏という組み合わせはとても良く出来たもので、調理時間が少なく、すぐ食べられると特徴が夏という季節に誂え向きね好条件が整っている。これを使わない手はない。よって、夏に素麺料理が増えるのは必然なのです。
とはいえ、毎回めんつゆでいただく素麺では芸が無さ過ぎて味気ない。いくら素麺好きの私でも、と言うよりも素麺好きだからこそ、素麺を美味しくいただく為にアイディアを惜しまない。ということでこの夏の素麺メニューの中で一押しと思えたのがコレ。豆乳スープでいただく豆乳素麺。濃い目の豆乳を使うことで少しドロッとしたスープに仕上がり、それが素麺とよく絡んで何とも美味!クリーミーさがクリームパスタやカルボナーラを思い起こさせる。具材には野菜よりも肉気を合わせるとよく合う。
最もシンプルなレシピは、豆乳150㏄に対して醤油を少々(正確な分量を忘れてしまった)というものだったが、醤油だけで心許なければお出汁になるものを入れてみるとよい。豆乳とめんつゆを割ってみるのも良い。しかしながら豆乳の旨味がしっかりとしていれば、醤油の塩気だけでも十分に美味しいスープになる。もとを辿ればどちらも大豆が原料、相性が悪いはずがない。
さて、暑さが峠を過ぎてしまうと、何故か素麺を食卓に上げるのは気が引けてしまう。もう少し長い時期味わっていたいと思うのに、もうその季節は終わろうとしていて名残惜しい。季節の風物詩というのは、往々にしてそういうものなのかもしれないし、だからこそ、また新たにその季節を迎えた時の喜びがあるのかもしれないと思う。
ココナッツパンケーキ
最近めっきり甘味についての手料理記事がなく、全体のバランスが悪いなときになっていたところ。真夏にはお菓子を作って食べようという気持ちはなかなか起こりにくいものらしい。事実、暑い最中にオーブンでケーキを焼く気は起らないし、チョコ味のお菓子に食指は動きにくい。ようやく少しずつ涼しくなってきたのを五感も敏感に感じ取り、無意識に「久しぶりにパンケーキでも焼こうか!」ということになったのです。ちょうど先日行きつけの怪しい異国調味料屋さんでココナッツファイバーを調達してきたところにつき、それを入れてココナッツパンケーキを作ってみようと思い立ったのであります。ココナッツのシロップを掛けたココナッツパンケーキは見たことがあるものの、そもそもココナッツファイバーを入れたパンケーキのレシピが存在するのかも不明。むかーし、ココナッツファイバーがたっぷり入ったお菓子をベトナムの市場で食べたことがあり、その美味しさは今でも鮮明に覚えている。それとは似ても似つかないものの、なんとなくココナッツを沢山入れれば美味しくなるに決まっている、という思い込みのもと焼きました。
生地には存在感のあるファイバーが入り込んでいて、パンケーキながら触感はシャクシャク。昨今はやりのしっとりフワフワのパンケーキとは似て非なるものなり。
パンケーキ4連続ドーン!
だだーん!見よこの存在感!
この厚み!!
お!?パンケーキ?
こちらキノコですよ~。でもどことなく質感・色がパンケーキ?どら焼きの半身かな?ああ、また山に行きたくなって来るね~。
トマトカレー
美味しそうな写真が撮れた。写真の映りと味の良し悪しに通ずる。ここ一ヶ月ほどで変わったことは、自分の手料理を素直に美味しいと思うようになったこと。これまで以上に料理する機会が増え、色んなバリエーションの料理に挑戦している。特に無理をしているとかそういうことではない。Kちゃんは「頑張り過ぎないように」と気づかってくれる。もちろん疲れている日や腹ペコ過ぎて料理どころではない日もある。なので適度に自分を甘やかしながらも、頑張れる・頑張ってみようと思う時は挑戦する。今のところ私にとって料理は、日々の仕事の一つというよりも、勉強と実践の繰り返しといったところだ。恐らく今後も長い期間料理と付き合っていくことになるだろうから、どうせならば日々上達や向上を感じて楽しめた方が、自分にとってもプラスになるだろうと思っている。
上手くいった日は気分もいいし、満足度も高いものの、上手くいかなかった日は少し不機嫌になってしまったりすることもある。自分で自分の料理の出来にふて腐れて不機嫌になっているのだから、どうしようもないなと自分自身でも思う。それに付き合わされるKちゃんも堪ったものではないだろう…。不機嫌になるぐらいなら出来合いの総菜でも買ってきた方がよっぽどマシだろうと、私も思う。でもこればかりは作ってみないことにはわからないのです。
気が乗らなければ外食すればいい、そんな気楽な構えで日々の料理に向かうようになったこの頃。出来たお料理を「美味しい」と言ってくれる人の存在は絶大です。
自分が作りたいと思うものを作る、勝手気ままなスタイルながら、結局のところその出来栄えを共有してくれる人の存在がなければ料理は成立しないのだと、この頃は特に実感するのです。感謝☆
厚揚げとキノコのキムチ炒め
久々の山登りに出かけ気分爽快!人口密度の高い都会で過ごす日々は、知らず知らずのうちに心のエネルギーを消耗して、一週間を終える頃にはエネルギーレベルは限りなくゼロに近い。毎朝の通勤電車だけでもエネルギー消耗は著しいのに、職場にもストレス源があったりすれば、たった一日で休日でチャージしたはずのエネルギーを使い果たしてしまったりする。どんなに有意義な休日を過ごしても、人間が蓄積できる心のエネルギーレベルには限界があるだと思う。ということで、平日に使い果たしてしまったエネルギーを充電すべく山へと向かった。暫く山に来ていなかったこともあり、ちょっとした森林に入っただけでも癒しの効果は絶大だった。山の中は一足早く秋が来ており、あちらこちらに見慣れぬ色形のキノコ達がニョキニョキと…。山で観るキノコは色も形も豊富で見飽きる事がない。
そんなキノコからインスピレーションを受けて…と言うわけではないが、秋の味覚キノコを使った、手早く出来て白米に合う一品(と言ってもこれも以前に掲載済みのカブリ記事)をご紹介します。先日炊飯器を新調し、白米のある生活を謳歌したいという心の表れなのか、最近は白米に合うおかずがもっぱらのテーマのようになってきた。
白米絶ちしていたKちゃんは1年越しの健康診断の結果、見事に気にしていた項目の数値を大幅に下げ、いったんは白米との長期戦も休戦モードになった。代わって別の新たな宿敵が現れ、今後の課題になっているものの、目下のところは今の食生活で概ね問題ないだろうというのが二人の見解。気の向くままに好きな物を食べるのも、時には必要なことだよ。心のエネルギー補給の為にもね。
ゴーヤーチャンプルー
ニラチヂミ
今日はチヂミだよ。
今月に入って生活環境が変わり、料理する機会がグッと増えた。キッチンも広くなったので、料理する時のストレスは格段に減ったし、調理にスピードを求めるようになったりして、今までよりも実用的な技術が高まっている気がする。
晩ご飯のメニューを考える時は、自分の食べたい物を思い浮かべると上手くいく。
結局、自分が食べたいと思わなければ、いくら上手に作ったところで、美味しい物は出来上がらない。
チヂミは初めてトライしたが、見た目も味も悪くなかった。今度は韓国料理の教室に行ってみようと思う。クックパッドでは分からないコツも多いから、美味しいチヂミの焼き方なんか、教えてくれたらありがたいのだけれど。