卵サンド

旅に出るKちゃんのリクエストで、車中で食べられるお弁当を作ることになった。手軽に食べられるるので、メニューはサンドイッチがよかろうと決まった。

具材は卵とハムチーズの黄金テッパンメンバー。早朝の出発に備えて23時から茹で卵を仕込む。Kちゃんの友人の分まで作るとあって、普段には無い緊張感。サンドイッチの味ひとつで人間性を評価されても困るが、されどサンドイッチ、あなどるな！この一品の出来不出来がきっと微妙な差になって現れるに違いない。と言うわけで、今回のサンドイッチ作りは、気合を入れて掛かった。

思うにサンドイッチという奴は、結局のところマヨネーズと塩の分量で出来が左右されている気がする。パンの内側に塗るマヨネーズを省くと、具とパンのコンビネーションは途端に悪くなるし（マヨが糊の役目を果たしてくれる）、卵サンドの卵に入れるマヨネーズも、思い切りが必要だ。マヨネーズの脂肪分に怯えながら作ると、絶対に美味しくならない。低脂肪乳が成分無調整乳の味に勝てないのと同じ様に、マヨネーズをチビったサンドイッチの惨敗は明らかなのだ。

結局、出来上がったサンドイッチを試食することは出来なかったので、自分で味を確かめることは叶わなかったが、Kちゃんの「美味しかった」の言葉を信じ、今回は合格点をつけよう。それにしても、サンドイッチを入れた箱、仕立てた様にピッタリだったなぁ〜。